今日の昼、債券研究員とビデオを撮影しました。撮影が終わってダウンロードを待っている間、暇だったので彼に話題を振ってみました。「金融を学んで金融の仕事をしているんですか？」
彼は答えました。「はい、でも修士で金融を学んだんです。学部は工学です。」
私は尋ねました。「具体的にどのような工学ですか？」
彼は答えました。「ワインに関連する工学です。」
私は興味津々で聞きました。「ワインのテイスティングやワイナリーのことを思い浮かべますね…」
彼は表情を見せませんでした。「就職が難しいです。学部卒業後、良いワイナリーに入るのは難しいです。男性は営業をしていて、女性は何をするか分かりません。」
私は尋ねました。「では、ワイン醸造を学んだ後に気づいたことはありますか？」
彼は答えました。「健康のためなら、ワインを飲む必要はなく、ブドウを直接食べる方が栄養を吸収しやすいということです。」
私は驚きました。「え？！」
彼は続けました。「そうです。私自身、ワインは一切飲みません。」
私は言いました。「そうですか…」
要するに、学んだことは、ワインの中のブドウではなく、アルコールそのものが人を楽しませるのだということです。ブドウはただアルコールをより美味しくするための手段に過ぎないのでしょうか？言わば、一つの仕事を深く理解すると、その仕事の本質が見えてきます。私は学部で広告学を学び、消費者心理学や大衆メディアコミュニケーションなどを学びましたが、結果として、あらゆる広告やマーケティングに免疫を持つようになりました。街中で広告を見ると、商家がどの消費者層をターゲットにしているのか、どのような消費者のニーズを解決しようとしているのか、どのような消費者心理学の手法やテクニックを使っているのかを分析してしまいます。学ぶ過程は魅力を剥ぎ取る過程であり、最終的には恐ろしい真実を発見することになります。